BLFS Book: Chapter27.Window Managers~XFce-4.2.2
今までは、twmという原始的なウインドウマネージャを使用していましたが、より実用的なウインドウマネージャであるXFceをインストールします。
XFceのソースを展開すると、各種コンポーネントのソースが展開されますが、ここでは必要最低限のコンポーネントをインストールしてXFceをインストールします。実行コマンドは以下のとおり。
$ wget http://www.us.xfce.org/archive/xfce-4.2.2/fat_tarballs/xfce-4.2.2-src.tar.bz2
$ tar jxvf xfce-4.2.2-src.tar.bz2
$ cd xfce-4.2.2/src
$ for i in *.tar.gz
>do tar xzvf $i
>done
$ cd libxfce4util-4.2.2
$ ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc
$ make
$ su
# make install
# exit
$ cd ../dbh-1.0.24
$ ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc
$ make
$ su
# make install
# exit
$ cd ../libxfcegui4-4.2.2
$ ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc
$ make
$ su
# make install
# exit
$ cd ../libxfce4mcs-4.2.2
$ ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc
$ make
$ su
# make install
# exit
$ cd ../xfce-mcs-manager-4.2.2
$ ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc
$ make
$ su
# make install
# exit
$ cd ../xfwm4-4.2.2
$ ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc
$ make
$ su
# make install
# exit
$ cd ../xfce4-panel-4.2.2
$ ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc
$ make
$ su
# make install
# exit
$ cd ../xfdesktop-4.2.2
$ ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc
$ make
$ su
# make install
# exit
$ cd ../xfce-utils-4.2.2
$ ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc
$ make
$ su
# make install
# exit
$ vi ~/.xsession
$ cat ~/.xsession
export LANG=ja_JP.UTF-8
export LC_ALL=ja_JP.UTF-8
export XMODIFIERS="@im=kinput2"
/usr/X11R6/bin/kinput2 -canna -kinput -xim &
xrdb -merge $HOME/.Xresources
xfce-mcs-manager
xfwm4 --daemon
xftaskbar4 &
xfdesktop &
exec xfce4-panel
最後に、.xsessionもしくは.xinitrcを上記のとおり編集し、Xを一旦ログアウトし、再度ログインします。こちらのとおり、XFceが立ち上がるはずです。
以上をもちまして、LFS構築記は終わりとしたいと思います。普段使用するOSとしては未だ貧弱な所はありますが(特にマルチメディア系や印刷機能)、Linuxディストリビュ-ション自体が元々苦手とする分野なのでLFSに限られている問題ではないかと思います。
小生の場合、普段はleptonにインストールしているGentoo Linuxを使用していますが、こちらのマシンが調子悪くなった場合は、gluonにインストールしたLFSを立ち上げWEBで調べ物をするといった使い分けになるかと思います。
ところで、当初LFSインストールの目的の一つとしてLinuxの仕組み(どのようなソフト・ライブラリで成り立っているか)を学びたいという思いがありましたが、正直言って何も頭に入っていません。ただLFS Bookなり、BLFS Bookなり、Linux World特集記事の手順に沿ってコマンド叩いてただけなので。
インストールしてから持て余していたブログがそれなりにエントリーの投稿を稼げたから、まぁいっか。