LFS Book: Chapter7.Setting Up System Bootscripts
ここでは、LFSシステムの起動の為に必要な設定を行っていきます。主に、システムの起動時に読み込まれるスクリプト(設定ファイル)の作成を行います。
先ずは起動スクリプトのインストールからです。以下のコマンドを実行します。
# cd /sources/lfs-bootscripts-3.2.1
# make install
次にシステム起動時に設定される時刻を世界標準時ではなく、現地時刻に設定するための設定を行います。
# cat > /etc/sysconfig/clock <<"EOF"
>UTC=0
>EOF
次にコンソールの設定です。日本語配列のキーボードを使用している場合は以下の設定を行います。
# cat > /etc/sysconfig/console <<"EOF"
>KEYMAP="jp106"
>EOF
次にホスト名の設定を行います。適当に好きな名前をホスト名に設定しましょう。
# echo "HOSTNAME=gluon" > /etc/sysconfig/network
続いて/etc/hostsファイルを編集します。これまでの作業の中で当該ファイルは既に作成されているので、適当に各自の環境に併せて設定してやります。LFS環境に既にviも入っているのでvi好きな人ならviで編集すればてっとり早いでしょう。
# vi /etc/hosts
# cat /etc/hosts
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost
192.168.1.101 quark.skucky.com quark
192.168.1.11 neutrino.skucky.com neutrino
192.168.1.12 lepton.skucky.com lepton
192.168.1.15 gluon.skuckyu.com gluon
次にNICの設定ファイルを作成します。因みにこの時点では固定IPでの設定しかできません(DHCPクライアントがインストールされていないため)。
# cd /etc/sysconfig/network-devices
# mkdir -v ifconfig.eth0
# cat > ifconfig.eth0/ipv4 <<"EOF"
>ONBOOT=yes
>SERVICE=ipv4-static
>IP=192.168.1.15
>GATEWAY=192.168.1.1
>PREFIX=24
>BROADCAST=192.168.1.255
>EOF
続いてリゾルバの設定ファイルを作成します。
# cat > /etc/resolv.conf <<"EOF"
>domain skucky.com
>nameserver 192.168.1.101
>nameserver 203.xxx.yyy.zzz
>nameserver 203.XXX.YYY.ZZZ
>EOF
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